このセッションでは、軍事戦略における「兵力経済の原則」と「機動の原則」を、霊的な戦い(個人および教会全体)にどのように当てはめるべきかが解説されています。
兵力経済の原則
この原則は「限られたエネルギーや資源を無駄にせず、最も効果的な場所に集中させる」というものです。
敵による個人への適用
敵は過去に効果があった「実証済みの方法(罪、病気、怠惰など)」を繰り返し使ってきます。
一度誘惑に負けると、次からはさらに少ないエネルギーであなたを降伏させられるようになる為、敵は味を占めて同じ攻撃を仕掛けます。
対策:罪や病気に対して強い抵抗力を築き、「手強い標的」になれば、敵はエネルギーの無駄遣いを嫌い、より簡単な別の標的へと去って行きます。
敵による教会(集団)への適用
敵はクリスチャン同士を互いに攻撃させる事で、自身のエネルギーを節約します。
また、最初に間違った非聖書的な教理(伝統など)を教会に植え付け、システム内に「脆弱性」を作り出します。教会が強くなりそうになったタイミングでその罠を発動させ、内部から崩壊させます。
クリスチャン個人での適用
まずは断食、祈り、告白、証しなどの訓練を通じて「戦闘に適した心身のコンディション」を作ります。
一度そのレベルに達すれば、維持する方がエネルギーを消費しません。以前は全力で叫ばなければ届かなかった祈りも、静かに語るだけで同じ威力を生むようになります。
教会全体での適用と問題点
多くのクリスチャンは、エネルギーの節約方法を間違えています(祈り会やアウトリーチ[会外活動]に参加しないことでエネルギーを温存しようとしている)。
日曜日に行われる教会のサービス(礼拝)は「試合前の訓練や決起集会」に過ぎず、本当の試合(戦い)は外の世界(アウトリーチ)にあります。中で聞くだけの人は「行う人」ではなく「聞くだけの人」です。
適材適所:情熱を持っている人をリーダーに据えることで、最小限の労力で最大の効果(乗数効果)を生み出すことができます。
機動の原則
この原則は「戦闘力を柔軟に適用し、敵を不利な立場に置く」というものです。ジョージ・パットン将軍の「状況に合わせて計画を立てるべきであり、計画に状況を合わせようとしてはならない」という言葉が引用されています。
メッセージは不変、方法は可変
聖書のメッセージ(福音)自体は絶対に変えてはなりませんが、それを伝える「方法(メソッド)」は時代や状況に合わせて柔軟に変えなければなりません。
現代の若い世代に届くアプローチ(インターネット、技術の活用など)を模索する必要があります。かつての世代を勝ち取った戦術に固執してはなりません。
敵による適用
敵は一つの戦術が通用しなければ、通用するものが見つかるまで次々と方法を変えてきます。
イエスが荒野で3度誘惑された際も、サタンは方法を変え、最終的に「さらに都合の良い機会(より適切な時期)」までイエスから離れました(ルカ4章参照)。
クリスチャン側の障害:律法主義とプライド
律法主義:柔軟性が一切なく、人々の解放よりも「自分たちのやり方が正しいか」に固執します(パリサイ人の性質)。
プライド:周囲への見栄から、間違った方針や維持が困難な巨大な会堂などの計画を変更できず、結果として人々に経済的な負担を強いることになります。
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