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2025年10月25日土曜日

セッション1

1. 「脳」と「思考(マインド)」について

 

カリーは、人間の脳と思考(マインド)の仕組みについて、科学と聖書が一致していることを強調しています。

 

脳と思考の関係性について:

「脳は物理的な構造であり、マインドはその機能(働き)です。」

 

記憶のメカニズム:

 

人間は人生で経験したすべてのこと(見たもの、聞いたもの、感じたこと)を完璧に記録しており、忘れているのは記憶容量の問題ではなく「想起(リコールする)の問題」であると述べています。

 

 

2. 思考の一新の定義

 

一新の度合い:

「あなたの思考は、あなたの日常の行動が神の言葉によって決定づけられる程度に比例して、一新されるのです」

 

人生が変わる唯一の方法:

聖書が示す人生の変革は、表面的なしるしや集会ではなく、あくまで「思考の一新」によるものであると主張しています。

 

 

3. 「キリストの考え方」と人間の設計

 

人間は本来、人間的なちっぽけなシステムではなく、「キリストの思考」を宿すためにデザインされたと説いています。

 

オペレーティングシステム(OS)の変更:

「問題は、あなたが間違ったオペレーティングシステムのもとで動いていたということです。だからこそ、オペレーティングシステムを切り替え、人間の心ではなく『キリストの思考』で機能し始める必要があるのです」

 

堕落した人間の思考(肉の思い):

「肉体的・属世的な人間の考え方は、悪魔のものです。それは必ずしも誰かを殺そうと企んでいるという意味ではなく、完全に利己的で自己中心であるということです。」

 

 

4. 「御霊の賜物」と「聖霊充満」の違い

 

カリーは、キリスト自身の歩みには「賜物」についての言及がほとんどない点を挙げ、信仰の目指すべきゴールについて語っています。

 

特別な聖霊の働きと日常的な奇跡:

御霊の賜物は、自分たちの信仰や力が足りないときに神が与えてくれる「爆発的な力(バースト)」のようなものだと説明しています。

 

しかし、キリストのように「聖霊の充満」の中を歩むようになると、奇跡が特別なイベントではなく、日常の「当たり前(ノーマル)」になると説きます。

 

奇跡について:

「私たちが奇跡と呼ぶのは、それが私たちにとって日常的ではないからです。しかし、イエスにとってはそれが日常でした。」

 

 

5. 本来の身体の健康と神の設計

 

人間の肉体や免疫システムは本来、病気や不調を瞬時に撥ね除け、癒やされるように神に創られていると主張しています。

 

本来の生き方について:

「もしあなたが本来の機能通りに、キリストの心をもって精神的にも機能していたなら、もし指を切ってしまっても、切れた瞬間にそれが癒やされるはずです。それが本来の仕組みなのです。」

2025年10月19日日曜日

セッション2

1. 思考の一新は自動的には起きない

 

カリーは、多くのクリスチャンが思考の一新に必要なステップを踏まない理由を語っています。ローマ人への手紙1213節を引用し、以下のように述べています。

 

「もし聖書が一方では『この世に倣ってはならない』と言い、他方では『思考を一新して変えられなさい』と言っているなら、私たちがするように命じられている思考の一新は、自動的には起きないということが分かります。もし自動的に起きるなら、すでに多くのクリスチャンがイエス様のように見えているはずです。」

 

2. 科学(キャロライン・リーフの理論)との比較と独自の視点

 

カリーは、脳科学者キャロライン・リーフ博士の著書『Switch on Your Brain』を「聖書の真理と科学が一致している最良の書物のひとつ」として高く評価し、引用しています。しかし、全てに同意しているわけではなく、以下の点で自身の見解を示しています。

 

ニューロジェネシス(神経新生)について:

睡眠中、脳が情報を整理し、毎晩新しいニューロン(神経細胞)が誕生する現象(ニューロジェネシス)について、リーフ博士はこれを「ローマ人への手紙12章の思考の一新である」と主張しています。しかしカリーは、「ニューロジェネシスは自動的なプロセスであるため、命令形である『思考の一新』とはイコールにならない」と反論しています。

 

病気とストレスの原因について:

リーフ博士が「病気の75%98%はストレスや思考活動(メンタルプロセス)に起因する」と主張している点について、カリーは、サタンの攻撃や自業自得(蒔いたものを刈り取る)といった聖書的なカテゴリーを踏まえつつ、「ストレスや誤った思考は『結果(あるいは原因)』であり、信仰と平安によってストレスを排除すれば、大半の病や問題は消え去る」と教えています。

 

3. 思考は物質である

 

カリーが最も強調する重要なポイントの一つが、思考の物理的な実体性です。

 

「思考は物質です。もしそれが真実でなければ、記憶に限界はないはずです。脳の中の化学反応によって思考がニューロンに捉えられるため、思考は化学物質の混合物であり、脳内に保存されることでスペースを取ります。したがって、思考は実体なのです。」

 

さらに、間違った思考(将来への恐れや思い煩い)がストレスを生み、それが血圧上昇や心臓発作などの物理的反応を引き起こすとして、以下のように警告と信仰への転換を促しています。

 

「ストレスとは、単に間違った思考です。思い煩いは常に未来のものであり、過去のものではありません。未来のものであるなら、思い煩うのではなく、そこに信仰を適用すべきです。」

 

「私たちが世界で最大の変化を見たいと望むなら、自分自身の考え方を変える決断を下さなければなりません。大多数の人々は、自分の思考を一新するために必要な労力を惜しむでしょう。しかし、時間をかけて思考を一新する人々こそが、自分の人生と周囲の世界を変えるのです。」

2025年10月14日火曜日

セッション3

 1. 「知識」を超えた「神の啓示」と心の更新

 

カリーは、単なる人間の知識や科学的な肩書に頼るのではなく、神の御言葉や聖霊の導きを素直に受け取る重要性を説いています。私たちはキリストの心をオペレーションの中心に据え、思考を新たにしなければなりません。

 

「私が教えることのすべてを、『カリーはどうやってこれを理解したのか』という視点で見ないで欲しいのです。私たちは、神の知恵の中を歩むことができるように、自分たちの知識の限界を超えていかなければならないのです。」

 

「『超越したキリストの愛を知りなさい』と聖書は言っています。そして神は、知識を超える啓示を私たちに与えたいと望んでおられます。知識を超えたものをどうやって知ることができるでしょうか? それは啓示によるものでなければならず、たとえ常に説明できなくても、その啓示の中を歩むだけの知恵を持つことなのです。」

 

2. 「思考・言葉・行動」を通した実践的な変革

 

私たちは「思考、言葉、行動」という3つの領域を通して学び、成長します。神は私たちが頭で理解する前に、行動を通してその真理を体験し、超自然的な生き方をすることを意図しています。

 

「神は、あなたが知らないと思っていることや、どのようなことにおいても、あなたを用いて下さいます。あなたの中にある御方はそれを知っており、すでにそのことについて考えておられたのです。そして、神はあなたを通してそれを考え、あなたを通して働かせたいと望んでおられます。あなたはそれを理解していなくても実行できるし、殆どの場合、実行するまでは理解できないでしょう。」

 

3. 聖書的な瞑想

 

思考を新たにするための最初のステップとして、御言葉の瞑想があげられます。創世記の創造の順序(夕べがあり、朝があった)に見られるように、夜寝る前と朝起きた時の過ごし方が、その日の精神状態や霊的歩みに大きな影響を与えます。

 

「もし寝る前に良いものを読み、神の御思いに心を留め、神の御言葉を瞑想するなら、悪夢は見なくなるでしょう。これが、思考を新たにするための最初のステップ、すなわち神の御言葉を聖書的に瞑想する方法を学ぶことなのです。」

 

4. 立ち止まって、平安で満たされること

 

クリスチャンが日々の生活の中で最も見落としがちなのが「立ち止まること」です。焦りや混乱ではなく、まず平安をもって自分自身を整えることが、結果的に最も多くの実を結ぶことに繋がります。

 

「キリストにおける人生の最初の鍵は、立ち止まることです。ただ息を吸い、立ち止まるための時間を取りましょう。緊急の事態が起きた時、あなたは何をしますか? 何か行動を起こす前に、まず立ち止まるのです。そして最初にするべきことは、混乱や混沌ではなく、平安で自分を武装することなのです。」

 

「立ち止まるための時間を実際に取ることで、結果的により多くのことが成し遂げられるようになります。聖書の原則にも『散らしてもかえって富む者がいる』とある通りです。時間をとって立ち止まることで、実際にはより多くの時間を生み出すことができるのです。これは聖書の原則です。」

 

5. 思考の一新と真の弟子訓練

 

神は霊を新しくして下さいましたが、人間の思考が一新されていなければ、内なる強力なエネルギーを十分に発揮できません。私たちの目的は単なる奇跡の目撃やフォロワー集めではなく、キリストの知恵をもって人々を真の弟子へと導くことです。

 

「神はこの強力な霊を置かれましたが、それはまだ一新されていない思考を通して働かせようとしており、それでは機能しません。もし私たちが思考を新たにする時間を取るなら、神の御霊はこれまで以上に力強く私たちを通って流れることができるようになるのです。」

2025年10月13日月曜日

セッション4

神の愛と私たちの意識について

 

神が私たちを愛しているということは、単なる道徳的な善意や義務ではなく、人間が誰かに「恋い慕っている」状態に等しいものです。それは一瞬たりとも私たちのことが頭から離れず、常に良いことを想ってくれている状態を意味します。しかし、多くの教会や宗教は「神は常に自分に敵対し、押し返してくる存在だ」という誤った見方を植え付けてきたため、人々は不必要なストレスを抱えることになっています。

 

思考の一新の定義とアプローチ

 

思考の一新とは、キリストの考え方や神の本来の意図に、人間の精神機能を継続的に調和・同期させるプロセスです。カリーはこれを軍隊の過酷な訓練に例えています。人間の脳は否定的な情報や宗教的刷り込みに傾きやすいため、正しい言葉や真理を何度も繰り返し上書きし、徹底的に没頭する必要があると説いています。

 

「内側から外側へ」の変革

 

世の中の多くの人は「外側の行動や型」に自分を合わせようとしますが、真の変革は内側(霊や新しい人としての本質)から外側へ向けて起こるものです。教会が教えてきた「頭の知識をハートの知識に変えなければならない」というのは順序が逆であり、実際には「霊にある真理を魂(思考)に持ち込み、一致させる」ことが本質です。

 

「祈り」と「信じること(受動から受容への転換)」

 

多くのクリスチャンは問題が起きるたびに神に「どうか〜をして下さい」と必死に祈り続けますが、カリーは「神はすでにすべての備えを完了し、すでに与えている」と主張します。従って、足りないのは神の供給ではなく、人間の側にある「二心」や「間違った情報による不信仰」です。本当に必要なのは、何度も祈り求めることではなく、「すでに与えられていると信じて受け取ること」だとしています。

 

真理と科学、そして宗派の限界

 

カリーは、ジョン・レイクの預言や教えに触れながら、真の「霊の科学」がいつの日か大学や世間に受け入れられる時が来ると語っています。また、歴史的なリバイバル指導者や聖書の人物(ノア、アブラハム、モーセ、ダビデなど)も大きな失敗を犯しながら神に使われたことを挙げ、宗教的な「型」や「恐れ」のせいで一線を越えられない信者たちに対し、神の本当の恵みと意図を理解するよう促しています。

 

「宗教とは、人間が神に到達しようとする試みです。しかしキリスト教とは、神が人間に到達した成功のことです。」カリー・ブレイク

 

人間が自分の行いや宗教的なルール(宗教)によって神に近づこうとする姿勢を否定し、神の側からの完全なアプローチと恵みによって成り立っているのが本来のキリスト教であると強調する言葉です。

 

「不信仰とは、単に信じていないことではありません。不信仰とは、『間違ったことを信じている』ということです。」

 

 

人々が癒しや奇跡を受け取れないのは「何も信じていないから」ではなく、長年の宗教的教えや世間の情報によって「間違ったこと(恐れや限界)」を信じ込まされているからだと指摘しています。

 

「神はすでに与えておられます。ですから、もう求めるのをやめて、ただ信じ、受け取って下さい。」

 

すでに神は必要なものをすべて用意し、承認しているため、何度も「与えてください」と懇願し続ける祈りは的外れであるとし、すでに与えられたものを信仰によって「受け取る」べきだと説いています。

 

「もし誰かが私に『どうすれば人生を最も速く変え、思考を一新できるのか』と尋ねるなら、答えはシンプルですが、殆どの人はそれを実行できないでしょう。そして、それを口にした瞬間に私たちは再び『カルトだ』とレッテルを貼られることでしょう。」

 

軍隊のブートキャンプのような「徹底的な環境への没入」と、否定的な言葉を99回ポジティブな言葉で上書きするような徹底的な訓練が思考の一新には必要であると述べ、生半可な方法論ではない変革の厳しさを語った言葉です。

2025年10月12日日曜日

セッション5

神経可塑性と生活習慣の真実

 

カリーは、脳が自分の考えや言葉、聴くもの、見聞きする情報によって物理的に変化する科学的事実(神経可塑性)について解説しています。人間がどのような情報に触れ、誰と一緒にいるかによって思考回路が形作られるため、世の中の自己啓発やビジネスの世界でも「5年後の自分を見たいなら、今誰と付き合い、どんな本を読んでいるかを見せろ」という原則が活用されています。これは聖書が説く「悪い交わりは良い習慣を損なう」という真理の現代的証明であると述べています。

 

思考の一新には一貫性と徹底的な環境作りが必要

 

軍隊の基礎訓練が人間を極限のプレッシャーの中でも正確に行動できるように作り変えるのと同様に、信仰の世界でも生半可な1週間に1回の教会通いだけでは古い思考回路(神経回路)を上書きすることはできません。思考を一新し、キリストの考え方を持つためには、日々の徹底的な一貫性と、神の言葉(真理)による長期間の浸漬が不可欠であると説いています。

 

キリストの考え方とは

 

キリストの考え方を持つとは、聖書の真理が完全に自分の思考や計画、目的に体現されている状態を指します。最大の特徴は、「欠乏や失敗という可能性を微塵も認識しないこと」です。私たちが「こうしたいけれど、お金や状況がないから無理だ」と考える時、それはすでに不信仰や世の中の自然人の思考に囚われている証拠であり、キリストの考え方とは「信仰や愛が特別な努力ではなく、呼吸するように自然な状態である次元」を意味します。

 

生まれつきのままの人の思考とサタンの声

 

聖書でペテロがイエスに「十字架にかかるなどとんでもない、そんなことがあってはならない」と言った際、イエスは「サタンよ、引き下がれ」と厳しく叱責しました。カリーはこれを例に挙げ、「神の御心から私たちを後退させようとする声や、常識的な自然人の思考は、たとえそれが身近な親しい友人の善意の言葉であったとしても、本質的にはサタンの声(神の御心に敵対するもの)である」と強調しています。自分の人生で奇跡や癒しを歩むためには、こうした周囲の恐れや不信仰の声を遮断し、徹底して神の言葉に立ち続ける必要があると説いています。

 

人間の脳の驚異的な構造

 

脳科学の統計として、人間の脳には約100兆個のニューロン(神経細胞)があり、それぞれのニューロンが最大7万個の枝分かれを持ち、無数の記憶や思考につながっています。カリーはこれに基づき、「人間は本来誰もが脳の仕組み上、膨大な情報や潜在能力(天才性)を持っているが、問題はその中にある正しい情報にどうアクセスするかである」と語っています。

 

「あなたが何を考え、何を話し、何を聴き、何を見、誰と一緒に時間を過ごすか。老いた世代の知恵やビジネスの世界はそれを知っており毎日活用しているのに、クリスチャンの中には『誰と付き合おうが、何を見ようが関係ない』と考える頭の固い人たちがいます。」カリー・ブレイク

 

環境や人間関係、インプットする情報が人間の脳と人生を決定づけるという原則を、世間のビジネスや古い世代の知恵は理解しているのに、教会の人々はそれを軽視しがちであるとカリーは警鐘を鳴らしています。

 

「なぜ軍隊には6週間、8週間、12週間の基礎訓練があると思いますか? なぜなら、それがプレッシャーの下でも正確に行動できるように神経回路を発達させるための最短期間だからです。DHT(神癒技術者訓練)が行うことも、まさにそれと同じです。」

 

 

信仰の現場や試練のときに揺るがない心を養うには、生半可な週末の学びではなく、軍隊の訓練のように神経の回路レベルで古い習慣を断ち切るための継続的なプロセス(基礎訓練)が必要であると説明しています。

 

「キリストの考え方を持つことの最初の指標の一つは、あなたが『欠乏や失敗』を微塵も考慮しない程度に達しているかどうかです。あなたが欠乏や失敗を考え、それを基準にして決断を下している限り、あなたの心は刷新されておらず、キリストの考え方を歩んでいません。」

 

イエス・キリストには「足りないかもしれない」「失敗するかもしれない」という概念が一切なかったことを示し、真に心が刷新された状態とは、経済や状況の欠乏を前提としない生き方であると説いています。

 

「神の御心からあなたを後退させようとするものは何であれ、それはサタンの声です。自然人の考え方に沿うものであり、神の御心を行わせないようにするものはすべてサタンの声なのです。それは非常にシンプルなことです。」

 

ペテロがイエスを心配して十字架への道を止めようとした時、イエスがそれを厳しく退けたように、人間の常識や親切心に隠れて「神の御心(信仰の歩み)を諦めさせようとする声」はすべて不信仰・サタンの働きと同義であると指摘している場面です。

2025年10月11日土曜日

セッション6

 1. 「インナー・ヒーリング」ではなく「心の修正」

 

カリーは、多くの人が「心の癒やし」と呼んでいるものは、実際には「心の修正」であり、過去のトラウマや長年培われた反応の引き金を排除するために「正しい思考の訓練」を行うことだと述べています。

 

個別の精神医学的なカウンセリングのマニュアルのように一つ一つの問題に対処するのではなく、「新しい人としてのキリストにあるアイデンティティ」を内側に植え付けることで、癒やしを必要とする領域を上書きしていくアプローチを取ります。

 

2. 問題ではなく「答え(キリスト)」を見つめる

 

傷や問題は、掘り下げれば掘り下げほど開き、脳内で思考の「枝」を伸ばしてより大きなマインドセット(強固な要塞)になってしまいます。

 

「傷は、それを探ることによって癒されることはありません。傷を探るたびに、それは再び開き、最初からやり直さなければならなくなるのです。見つめるものに、人はなっていくのです。問題を見つめれば見つめるほど、あなた自身が問題そのものになってしまうのです。ですから、答えを見つめ、答えに焦点を合わせることがその答えであり、答えに焦点を合わせる時、それは問題を消し去るのです」

 

3. 古い思考を打破するのに「かかる時間」と「言葉の力」

 

何十年も染みついた思考パターンであっても、21日間の一貫した真理の適用(コンスタントな実践)によって打破できると説いています。

 

世界がキリストに惹きつけられないのは、教会が愛や神の善さではなく、人々を裁き、罪を責め立てる姿ばかりを見せているからだと指摘し、私たちは神の善さや寛大さ、平安を現すべきだと強調しています。

 

「いかに長年それを続けてきたとしても、21日間の真理の一貫した適用によって、打ち砕けないものは何一つありません。何年やっていようが関係ありません。重要なのは、一貫した適用です」

 

4. 過去や未来に生きず、「今(現在)」に生きる信仰

 

人々は過去の失敗や、未来への漠然とした不安に囚われて「今」を失っています。しかし、信仰とは過去の勝利を現在の問題に適用することです。

 

「恐怖と信仰の違いはこうです。恐怖は、『もしこれが起きたらどうしよう(不安)』と言い、信仰は、『もしこれが起きたらどうしよう(神が共におられるから大丈夫)』と言うのです。見方の違いがお分かりでしょうか。それが、私たちがアプローチしなければならない方法なのです」

 

5. 遺伝子、恐れ、そして病気に対する見解

 

科学では、遺伝子には「オン・オフ」のスイッチがあるとされていますが、人々は遺伝的素因や病気に対する「恐怖の思い」を悪魔から受け入れることで、自らそれを発現させてしまうことがあると指摘しています。

 

また、医療や治療の現実(化学療法の仕組みや医療産業の構造、人々の反応など)に触れつつ、最終的には「何に平安を見出すか」「どこに絶対的な信頼を置くか」という個人の信仰の選択に行き着くことを語っています。

 

「ポジティブであれネガティブであれ、あなたは自分が信じたものを手に入れるのです。悪魔は通常、あなたにガンを与えに来るわけではありません。悪魔が行うのは、あなたがガンに侵されているという恐れの思いを頭の中に植え付けることであり、あなたがその思いを受け入れた時、それがあなたの中でそれを産み出してしまうのです」

 

6. 結果の如何を問わず「立ち上がった者」を称える教会へ

 

癒やしのミニストリーや信仰の歩みにおいて、病気や戦いに敗れたかのように見える人を責め立てる風潮を批判しています。結果の成功・失敗ではなく、神の言葉のために「立った」という事実そのものを尊ぶべきだと訴えています。

 

「結末がどうであれ、彼らは立ち上がったのだということ、そして立ち上がったゆえに勝ったのだということを私たちは認めなければなりません。その人が戦った戦いを認め、失敗したからといってその人を恥じ入らせるようなことをしない、私たちはその精神を教会に取り戻さなければならないのです。」

 

カリーは、出席者に向けて「毎日の個人のアセスメントシート(評価シート)」を夜のうちに記入し、翌日のセッションでそれを確認・継続していくよう促す呼びかけで締めくくっています。

2025年10月10日金曜日

セッション7

 1. ネガティブな体験や「証し」の語り方と量子力学の原則

 

カリーは、過去の苦難やマイナスの体験を人に話すときの「意図」がどれほど結果を左右するかを説いています。教会などで「自分がどれほどみじめだったか」を競い合うように悲惨な話を語る人がいますが、それでは当時の感情や恐れを再び呼び起こし、ネガティブな脳の回路(枝分かれ)を自ら強化してしまうと警告しています。

 

一方で、神が自分をどのように引き上げてくれたかという「勝利の視点」から語るならば、それはポジティブな信仰を強めるものになると説明しています。ここには、量子力学の「自分が向ける意識や期待の通りに現実が現れる」という原則が深く関わっています。

 

2. 人間の身体の主権と「肉の腕」への依存

 

カリーは、人間の身体は高価な代価(イエスの十字架の血)を払って買い取られたものであり、自分の勝手にしてよい所有物ではないと厳しく主張します。

 

聖書における「肉の腕」とは、神の力を頼らず、人間のシステム(精神医学、病院、薬、銀行など)に依存することであると定義しています。

 

世の仕組みは一時的な助けにはなっても限界があり、いつか必ず行き詰まると指摘しています。真の供給者である神に目を向けるべきであると説いています。

 

3. 脳波の周波数と、聖書的な瞑想の真の意味

 

聖書が命じている「瞑想」と、東洋哲学やニューエイジの「思考を空っぽにする瞑想」の違いを明確に分けて解説しています。

 

聖書的な瞑想とは、神の御言葉の約束に完全に集中し、思いを巡らすことであり、それが神との交わりへ入るための最短ルートであると述べています。

 

人間は脳波の周波数(分析的な状態から直感的な状態まで)を切り替えることが可能であり、神との交わりは分析ではなく、完全にリラックスした直感的な脳の状態で深まっていくと語っています。

 

4. 神との交わりと、最大の失敗原因である「雑念」

 

カリーは、自身が朝目覚める直前に体験した、まるで「エデンの園で神と共に歩むような深い交わり」について感動的に語っています。

 

神との交わりの中では、求めずとも必要なものがその場に現れるような、霊的なリアリティの次元が確かに存在すると述べています。

 

しかし、人間が神の力や御言葉の働きを経験できない最大の理由は、複雑な世の仕組みや日々の悩み、富の誘惑といった「雑念・思い煩い」に心を奪われてしまうからであると強く強調しています。

 

「もしあなたがそれを見つめ、泣きながら語るなら、あなたはネガティブなものを強化していることになります。しかし、神があなたを引き上げてくださった「勝利のポジション」からそれを振り返り、語るならば、それこそが、あなたがそこに込めるべき意図なのです。」

 

「あなたの身体は代価を払って買い取られたものです。イエスがあなたの身体の代価を支払って下さいました。あなたには、イエスが「してもよい」と言ったこと以外を行う権利はありません。」

 

「量子力学において、物事は「自分がそれを期待し、探し求めている場所」に現れます。期待とは何でしょうか? それこそが信仰です。」

 

「もしあなたが、神の御言葉の真実性を悪魔(現実の症状や状況)が証明してくれるのを待とうものなら、あなたはいつまで経っても待つ羽目になるでしょう。」

 

「御言葉が働かないことの最大の原因は何でしょうか? それはこの世の煩いです。「煩い」という言葉の正体は、「雑念・気の散り」なのです。」

 

「あなたがこれから必要とするもので、神がすでに与え、あなたの口座に預け入れていないものは一つもありません。そのカードには「イエスの名」が刻まれているのです。」

2025年10月9日木曜日

セッション8

 1. 科学と聖書の共通性(遺伝子と周波数)

 

カリーは冒頭で、現代の科学(脳科学や量子力学の概念)と聖書の教えがいかに一致しているかを論じています。

 

科学的知見として、人間の身体にはもともと様々な疾患を引き起こす可能性のある遺伝子が存在しているが、それらは普段「オフ」の状態になっていると説明しています。

 

その遺伝子を「オン」にしてしまう最大の原因は「恐れ」であり、恐れが定着して信念に変わることで遺伝子が活性化すると指摘しています。

 

一方で、聖書が説く「信仰」や「神の癒やし」の本質は、量子力学における「選択し、それを探し求めること」と同じ構造を持っていると語っています。

 

2. 思考と脳の明確な区別

 

前述の通り、ハードウェア(脳)とソフトウェア(思考)の区別は極めて重要です。

 

カリーは、人間の脳には長年の習慣や世間の常識(「歳を取ると新しいことを学べない」「こういう生まれだから変われない」といった嘘)によって、深い「わだち」が刻まれていると言います。脳はそれに沿って自動的に動こうとするため、そこから抜け出すには意識的なプロセスが必要です。

 

しかし、「神経可塑性」によって脳の配線は何歳からでも変えることが可能であり、人間の脳は本来、誰もが天才的な機能を引き出せる潜在力を持っていると説いています。

 

3.30秒集中」の原則

 

現代のテレビや映画などのメディアは、視聴者の注意を次々と切り替えることで、人間の集中力を削ぎ落とし、「考えること」を奪うように訓練していると批判しています。

 

だからこそ、自分の思考を30秒程度の短い言葉(バースト)に凝縮し、朝晩にそれを繰り返し、21日間のサイクルを何度も経ることで、脳を完全にリワイヤー(再配線)し、マインドを刷新する必要があると強調しています。

 

4. 単なる「聴聞者」から「実行者」への転換

 

カリーは、どれほど素晴らしい教えを聞いたとしても、そこに「意志(Will)と意図(Intention)」を伴う行動がなければ意味がないと強く訴えかけています。

 

車椅子から立ち上がった人が、長年の「筋肉の記憶」や過去の肉体の状態に引き戻されそうになるのと同様に、人間も古い肉的な考え方から完全に脱却するには、自らの意志で新しい真理を定着させ続けなければならないと締めくくっています。

 

「あなたは文字通り自分のDNAを変えることができます。選択や意図、期待、あるいは何と呼ぼうとも、突き詰めれば、それはあなたが選択をし、決定を下すかどうかにかかっているのです。」

 

「映画業界やテレビ業界、これらすべてのものは、あなたに「考えないこと」を訓練しています。だからこそ『アミューズメント(娯楽)』という言葉があるのです。なぜなら、その語源の始まりは「考えないこと」を意味するからです。」

 

「ここにいる誰もが天才です。ただ、その機能を発揮する方法を知らないから気づいていないだけなのです。しかし、それにアクセスする方法を学べば良いのであり、そのための鍵が、脳の配線を正すことなのです。」

 

「あなたの中でキリストの思考を働かせるための鍵は、脳が思考と共に機能し、思考に働かせることができるように、自分の脳を再び配線し直すことなのです。」

2025年10月7日火曜日

セッション9

1.脳と思考の違いについて

 

「脳はハードウェアのコンポーネントと見なすことができ、一方でマインドはソフトウェアのコンポーネントであると言えます。」

 

古いシステム(旧約的・世俗的マインド)の限界について

 

「時代遅れのオペレーティングシステムを使おうとしているうちは、望む結果を得ることはできません。それは、クリスチャンが旧約時代のマインドセットで動こうとしながら、新約の契約の結果を得ようとするのと同じです。」

 

2.肉体的・世俗的・感情的な思考の定義

 

「新約聖書に見られる新しい契約という新しいオペレーティングシステムに従って機能するように、思考は一新されなければなりません。」

 

「肉的な人間とは、感情、状況、あるいは世のやり方に導かれたり、それに支配されたりする者のことです。」

 

状況(事実)と御言葉(真理)の違いについて

 

「体調の悪さなどは単なるファクト(事実)かもしれませんが、あちら(御言葉)がトゥルース(真理)なのです。あなたはどちらを信じることに決めますか?」

 

霊的な考え方を持つ者の姿勢について

 

「霊的な考え方とは、たとえそれに反する物理的な証拠があったとしても、いかなる状況においても聖書が真実であると信じることを選ぶ考え方のことです。」

2025年10月6日月曜日

セッション10

 1. 神の愛の律法と旧約・新約の教え

 

カリーは、律法の本質が「愛」にあることを説明しています。イエスが「心・精神・魂・力の限り神を愛し、隣人を自分のように愛しなさい」とまとめた通り、新約における律法の要は「何をすべきか(愛の実行)」にあります。

 

「私たちはキリストの中に隠されているか、そうでないかのどちらかです。キリストの中に隠されているなら、自分の業(自分の思いによる行い)をやめ、そこから休むことになります。それは何もしないという意味ではなく、自分の業ではなく『彼の業を行う』ということです。」

 

2. サタンの告発に対する「神との同じストーリー」

 

過ちや罪を犯した際、サタン(悪魔)が告発してくるときにどう対処すべきか、警察の尋問(容疑者を別々に隔離して矛盾をつく手法)に例えてユニークに解説しています。神と自分が同じ「赦されたストーリー(神の言葉)」を共有していれば、サタンには何も言い分がなくなります。

 

「やるべきことは、神の書かれたストーリーを知り、それに固執することだけです。神と同じストーリーを持ってブレなければ、悪魔は神から証言を引き出すことができません。悪魔が「あの時罪を犯しただろう」と言い寄ってきたら、「何の話しだか分からない。神に直接聞いてくれ」と言えばいいのです。」

 

3. 「知る」ことと「実践する(理解する)」ことの違い

 

聖書の知識をただ暗記しているだけでは不十分であり、実際の経験を通して「理解」し、自分の足で歩み出すことの重要性が説かれています。

 

「聖書を知って暗記することはできますが、実際に歩み行う(実践する)レベルまで理解されなければなりません。それを実行して初めて本当に理解したことになります。大切なのは『知識』ではなく『理解』なのです。」

 

4. 映像による視覚化と信仰の実践

 

カリーの体験として、過去に信仰者たちの癒やしのビデオを何時間も繰り返し見つめ、「自分が実際にそのミニストリーを行っている姿」を徹底的に視覚化(イメージ)したことが、初めてのミニストリーでの奇跡的な実践につながったと語られています。

 

10回も繰り返し見ているうちに、車椅子から人を立ち上がらせているのは(映像の中の)アランではなく、自分自身になっていました。私は自分がそれをやっている姿を心に描いていたのです。それこそが私たちが今やるべきことです。」

 

5. 思考の一新と夜の瞑想

 

詩篇などを引用し、日夜絶えず神の言葉を口ずさみ、思いを巡らす(瞑想する)ことの重要性が強調されます。

 

「これらのことに心を注ぎ、いつもそれに専念しなさい。そうすれば、あなたの進歩がすべての人に明らかになるでしょう。」

 

夜眠る前には神の言葉や約束(告白)に思いを馳せ、朝は目覚ましで慌ただしく起きるのではなく、静かに神に心を向け、神が語りかける言葉に耳を傾けるべきであると結ばれています。

2025年10月5日日曜日

セッション11

 1.霊・魂・体の違いと、唯一それらを分ける「神の言葉」

 

カリーは、多くの人が「霊・魂・体」の境界を曖昧にしたままにしていているが、自分自身はその曖昧さに疑問を持っていたと述べています。カリーは、霊を「神の知識や平安、愛がダイレクトに存在する領域(疑いのない領域)」とし、魂を「知性や感情、直感、そして思考のオペレーティングシステム(OS)」として明確に区別しています。

 

しかし、霊と魂はあまりにも似通っているため、人間の知恵や分析では見分けることができません。だからこそ、神の言葉(聖書)だけがそれらを切り分けることができると強調しています。

 

「これに関して一番難しい部分は、聖書、すなわち神の言葉だけが霊と魂を切り分けることができるという事実です。なぜなら、それらは非常によく似ているからです。それらは実質的に同一であり、例えるならまるで同じコインの表と裏のような違いなのです。」

 

2.「魂の損傷」の本質と思考の一新の重要性

 

聖書にある「魂を失う(損なう)」という言葉について、カリーは「魂という実体が消滅すること」や「悪人になって地獄に落ちること」を意味するのではなく、世の誘惑や誤った思考によって魂がダメージを受け、本来の霊(神)から引き離されてしまうことだと解説しています。

 

世の富の欺瞞や日々の雑音に気を取られると、魂が弱り、神の霊から遠ざかってしまいます。そのため、単に知識を溜め込む「永遠の学習者」で終わるのではなく、神の言葉を実践し、魂のOSである思考を神の基準へと刷新していくことが不可欠であると説いています。

 

3.脳の左右の機能と、情報処理のメカニズム

 

脳の構造(右脳と左脳)と、それらを繋ぐ「脳梁」の役割について科学的な視点も交えて解説しています。カリーによれば、左右の脳には基本的に全く同じ情報が格納されており、片方に大きな損傷を受けても記憶が完全に失われるわけではありません。しかし、人間が日常的に情報を処理する際のアプローチには明確な違いがあります。

 

左脳の働き: 「詳細な情報(データ)」から積み上げて「全体像」を構築するプロセス。

 

右脳の働き: 「全体像(大局)」をまず捉えてから、それを実現するための「詳細」へと落とし込んでいくプロセス。ビジョナリーや指導者に多く見られる特徴です。

 

カリーは、人間はどちらか一方だけで生きることはできず、全体のビジョンを描く右脳的な視点と、それを具現化するための細部を詰める左脳的な視点の両方が必要であると結んでいます。

2025年10月4日土曜日

セッション12

 1.脳の記憶構造と「思考のネットワーク」

 

要点: 人間の脳には約100兆個のニューロン(神経細胞)が存在し、それぞれのニューロンから最大7万本の樹状突起(デンドライト)が伸びることで、膨大な思考・記憶のツリーを形成しています。思考や記憶は、シナプスを伝わる電気信号と化学物質の変換によって蓄積・処理されます。

 

カリーは、人間の脳は単なる右脳・左脳の片方だけでなく、詳細から全体像を構築する左脳的なアプローチと、全体像から詳細へ落とし込む右脳的なアプローチを常に連携させて情報を相互参照していると解説しています。

 

2. グリア細胞の役割と「自らの言葉」による身体への統御

 

脳内にはニューロンの約50倍ものグリア細胞が存在し、栄養や酸素を供給すると共に、不要なデブリ(老廃物)を掃除する清掃員の役割を果たしています。

 

科学的・聖書的な観点から、人間は「自ら決定し、それを声に出して宣言すること」によって、自身の身体や脳の機能を活性化させ、コントロールする神からの支配権を与えられていると強調しています。

 

「敵はあなたの霊に触れることは本当にできません。彼を攻撃することはできないのです。なぜなら、彼自身が霊であり、霊の次元から攻撃してくるのであって、あなたの霊を攻撃しているわけではないからです。戦いは、今や思考の中にあるのです。」

 

「特定のトピックに焦点を当てて、その『機械(脳)』を動かし続ければ続けるほど、情報はより整理され、その情報をより深く理解し、必要に応じて引き出すことができるようになるのです。」

 

「あなたがしなければならないのは、ただ決断し、その決断を下すことだけです。神はアダムに『地上のすべてのものを治めよ』と言われました。そして私たちは、何よりもまず『自分自身』に対する支配権を約束されているのです。」

セッション13

 1.思いと「言葉」の原則

 

毒のある思考・言葉と健全な思考・言葉: カリーは、健康的な思考や聖書的な言葉を選ぶことは、まるで「種を撒いて水やりをする」ようなものだと説明しています。良い言葉を語り続けることで正しい思考が養われ、時間が経つにつれて何にも揺るがせない強い基盤が築かれます。

 

マルコによる福音書1123節の適用: 「あなたがたは自分の言ったとおりになる」という原則を強調し、人々が世間の常識や宗教的な慣習に縛られず、聖書に書かれている通りにただ「信じて受け取る」ことの重要性を説いています。中途半端な否定的な言葉や不平不満は、自分の現実をそのまま形作ってしまいます。

 

2.ミラーニューロンと「見本」の力

 

脳と細胞レベルでの模倣:「ミラーニューロン」の解説では、人間は他者の行動や姿を観察することで、脳内だけでなく細胞レベルでその動きや状態を吸収・再現できると述べられています。

 

武術のエピソードと限界の突破: カリー自身がブルース・リーの弟子のビデオを徹底的に研究し、直接指導を受けていないにもかかわらず、その動きを完全に自分のものにした実体験を語っています。「人間は自分で限界を決めてしまっているが、優れた実例を見たり、実際にやっている姿を見ることで、その限界を突破し、自分にはできないと思っていたスピードや成果を出せるようになる」と論じています。

 

3.教会の現実と「代償」を伴う福音

 

偽りのない「本物」を求める姿勢: カリーは、単に人を感情的に煽るだけのエンターテインメント化された「癒やしの集会」や、都合の良い部分だけを強調する教会の姿勢を厳しく批判しています。「自分のグループに入って欲しいから」「人が離れて行くから」という理由で本当の真理を語らない風潮に対し、彼はウォルマートの一般客に声をかけて祈るなど、実践的で本物の結果を求め続けてきました。

 

弟子としての代償: イエスが「自分の十字架を負う」ことや「代償を計算する」よう求めたように、真の福音には犠牲や覚悟が伴うべきであり、感情的な一時的感情で流されるのではなく、揺るぎない意思決定をもって神の軍隊として立つべきだと強く訴えています。

 

「同じ出来事でも、人によってまったく異なる影響を受けることがあります。人は大体において、あなたが抱く期待のレベルにまで高まるか、あるいは落ちぶれるかのどちらかなのです」

 

「私は疑いながら生きるくらいなら、信じながら死にたいものです。もしこれが本物なら実行し、そうでないならゴミ箱に捨てます。本物ではない何かに自分の人生を無駄に費やす必要はありません。」

 

「もしあなたの福音に代償が伴わないのであれば、あなたはおそらくまだ本当の福音に出会っていないのです。それは本当に単純なことです」

2025年10月3日金曜日

セッション14

 1.人間関係と友人の厳密な分析

 

友人関係の「エレベーター原則」:

カリーは日頃付き合っている友人リストを作成し、彼らが自分を引き上げてくれる存在なのか、それとも引きずり下ろす存在なのかを感情的ではなく、極めて分析的に評価するよう求めています。「友人はエレベーターのようなものであり、あなたを上るか下るかのどちらかに連れて行きます。元の場所のままにしておくことはありません」というのが彼の持論です。

 

人間関係の主導権を握る:

ネガティブな影響を受ける関係を一概に完全に断ち切るのではなく、自分が連絡のペースをコントロールし、会ったときには自分から励ましの言葉を発信する側に回るべきだと説いています。また、セミナーの会場などで隣に座った見知らぬ人とも積極的に名刺や連絡先を交換し、同じ目標や学びを持つ仲間のネットワークを自分で構築していく重要性を語っています。

 

2.時間の有限性とコミットメントの代償

 

人生における最大の資産は「時間」:

私たちが持つ時間は限られているため、生産的なことに賢く使わなければなりません。カリー師が21日間のメールプログラムなどの参加資格を「セミナーの全日程に実際に参加し、代償(時間や労力)を払った人」に限定しているのは、人間は労力や対価を投資した分だけ、その内容に注意を払い、実際に実践するからです。

 

聖書の原則:

イエスが「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」と言ったように、自ら時間やエネルギーを注ぎ込んだものに対してのみ、人は真剣に向き合い、人生を変える実を結ぶことができると強調しています。

 

3.「神のビジョン」とブレない組織のあり方

 

ハバクク書に基づく計画の不変性:

「ビジョンを書き記し、板の上に判りやすく刻め」というハバクク書22節の教えを引用し、神から与えられた本物のビジョンは、状況やリーダーが変わるたびに日替わりで書き換えられるような軽いものではないと説明しています。

 

教会や組織の構造:

教会や神の働きは、多数決で何でも決まる民主主義ではなく、神の言葉と計画によって導かれるべきものであると主張しています。指導者のもとに集まった以上、個人的な我が儘や勝手な方向転換を持ち込むのではなく、そのビジョンにしっかりと心を合わせて共に進むべきだと強く戒めています。

 

「友人はエレベーターのようなものです。あなたを上へ連れていくか、下へ連れていくかのどちらかであり、あなたに出会った元の場所のままにしておくことは決してありません」

 

「人生が過酷に感じられるのは、グラグラする不安定な場所に立っている時だけです。足場がしっかりしていれば、人生はとてもシンプルなものになります。」