1. 思考の一新は自動的には起きない
カリーは、多くのクリスチャンが思考の一新に必要なステップを踏まない理由を語っています。ローマ人への手紙12章1〜3節を引用し、以下のように述べています。
「もし聖書が一方では『この世に倣ってはならない』と言い、他方では『思考を一新して変えられなさい』と言っているなら、私たちがするように命じられている思考の一新は、自動的には起きないということが分かります。もし自動的に起きるなら、すでに多くのクリスチャンがイエス様のように見えているはずです。」
2. 科学(キャロライン・リーフの理論)との比較と独自の視点
カリーは、脳科学者キャロライン・リーフ博士の著書『Switch on Your Brain』を「聖書の真理と科学が一致している最良の書物のひとつ」として高く評価し、引用しています。しかし、全てに同意しているわけではなく、以下の点で自身の見解を示しています。
ニューロジェネシス(神経新生)について:
睡眠中、脳が情報を整理し、毎晩新しいニューロン(神経細胞)が誕生する現象(ニューロジェネシス)について、リーフ博士はこれを「ローマ人への手紙12章の思考の一新である」と主張しています。しかしカリーは、「ニューロジェネシスは自動的なプロセスであるため、命令形である『思考の一新』とはイコールにならない」と反論しています。
病気とストレスの原因について:
リーフ博士が「病気の75%〜98%はストレスや思考活動(メンタルプロセス)に起因する」と主張している点について、カリーは、サタンの攻撃や自業自得(蒔いたものを刈り取る)といった聖書的なカテゴリーを踏まえつつ、「ストレスや誤った思考は『結果(あるいは原因)』であり、信仰と平安によってストレスを排除すれば、大半の病や問題は消え去る」と教えています。
3. 思考は物質である
カリーが最も強調する重要なポイントの一つが、思考の物理的な実体性です。
「思考は物質です。もしそれが真実でなければ、記憶に限界はないはずです。脳の中の化学反応によって思考がニューロンに捉えられるため、思考は化学物質の混合物であり、脳内に保存されることでスペースを取ります。したがって、思考は実体なのです。」
さらに、間違った思考(将来への恐れや思い煩い)がストレスを生み、それが血圧上昇や心臓発作などの物理的反応を引き起こすとして、以下のように警告と信仰への転換を促しています。
「ストレスとは、単に間違った思考です。思い煩いは常に未来のものであり、過去のものではありません。未来のものであるなら、思い煩うのではなく、そこに信仰を適用すべきです。」
「私たちが世界で最大の変化を見たいと望むなら、自分自身の考え方を変える決断を下さなければなりません。大多数の人々は、自分の思考を一新するために必要な労力を惜しむでしょう。しかし、時間をかけて思考を一新する人々こそが、自分の人生と周囲の世界を変えるのです。」
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